June 29, 2010
贈与税の基礎知識
友人のKさんは、昨年4月に父から「退職金が入ったから、これをとっておけ。お母さんには内緒だぞ」と、100万円もらいました。その後、10月に母から「株で儲かっちゃったから、あげるわ」と、また100万円もらいました。
さて、この場合、Kさんはどうすればいいのでしょうか？
?それぞれが基礎控除額（110万円）以内なので、贈与税の申告はいらないし、贈与税もかからない。
?合わせて200万円もらったことになり、基礎控除額を超えるため贈与税の申告と納税が必要となる。
答えは?です。
贈与税の基礎控除額は、贈与を受けた人が、一年間に控除を受けられる金額で、贈与をしてくれた人一人あたりから控除できるものではありません。
このケースでは、父と母からもらった合計額200万円から110万円の基礎控除を引き、90万円に対して10％の税率で贈与税が課税されます。
従いまして、母から贈与を受けるタイミングを今年の1月以降にしておけば、税金はかかりませんでしたね。
でも、よく考えてみると現金でもらってればわかりませんね。
ちゃんと申告している人は、果たしていらっしゃるのでしょか？
（byトシ）
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