September 29, 2009
一瞬
昨日の帰宅中の電車の中での出来事です。自宅最寄駅の１つ前の駅に到着する瞬間でした。
車両は１番後車。
私は後車１番前のドア付近に立って、車内の人間を何気なく観察していました。
すると３０代位の私服の男性が、車掌がいる１番後ろから、前の方に向かって来るのです。
普通なら、ホームへ降りるから向かって来ているのだと思いますよね。
でも、私はその時いやな予感が働いたのです。
知らんふりをしながら、心の中では身構えていました。
その男性は、開くドアと反対方向へ向いて立っています。
身体はフラフラとしています。
何だ酔っ払いかと思って、視線を他に移そうと思った瞬間、その男性は、近くに立っていた女性を片手で押したのです。
予感は的中しました。
その女性は、驚いて「はっ？」と言う感じで目を大きく丸くしていました。
言葉は出ていませんでした。
幸いなことに、女性は倒れませんでした。
その光景を目撃した人物は、私の他に数名。
取り押さえようとする気持ちが働く前に、ホームへ飛び降り、ドアは閉まってしまいました。
一瞬、何が起こったのかと思う位の速さでの出来事でした。
全く、世の中何が身近で起こるのかわかりません。
（byトシ）
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