November 21, 2007
「大」と言う名が似合う展覧会
先週、紅葉についてブログを書きました。休日に行こうと当日の朝まで思っていたのですが、私にとっては重要なことを思い出したのです。
それは、１２月２日まで東京国立博物館で開催中の「大徳川展」です。
徳川将軍家、徳川御三家を中心に、至宝三百点余が一堂に公開されているんです。
全国の至宝が一堂に集められたわけですから、一箇所で見られる機会なんて滅多にないことだと思います。
そして、このキャッチコピーがまた良いんです。それは、
「この大は二度とない」です。
私の気持ちを更に高ぶらせてくれました。
休日で気候も良かったので、会場は混雑していました。
私が特に感動したものが２点あります。
１点目が関が原の戦いで家康が使った扇です。
約４００年前のものが、ガラス越しではありますが、１m以内にあるのです。
２点目が吉宗の時代に設置された目安箱の「鍵」でした。
只の「鍵」ではありませんよ。
他にもたくさん、言葉で言い尽くせないものがありました。
本当に後にも先にも、もうこんな展覧会は二度と開かれないのではと思いました。
歴史が詳しくない方やあまり好きではない方でも、徳川家康の名前くらいは聞いたことがあるでしょう。
この会場へ一歩足を踏み入れた瞬間に考えが変わるかもしれませんよ。
「大徳川展」という展覧会のタイトルですが、「大」だなんてセンスがないな、もっと違うタイトルは考えつかなかったのかと思いました。
しかし、観終わってみて、どう考えてもこの「大」というタイトルが一番この展覧会を的確に捉えており、ふさわしいものと感じました。
この秋の鑑賞にぴったりでした。
この「大徳川展」まだ間に合いますよ。
（byトシ）
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