September 29, 2008
あれ！そういうつもりじゃないのに！
急に涼しくなりましたね。これからは、体調管理に注意して下さい。
話は変わりまして、税務の世界では取引を法律上、同一のものとみなされる場合があります。
例えば、会社所有のマンションがあります。
そこに従業員を社宅として住まわせています。
一般に賃貸すると月の家賃が１０万円だとします。
そこで、会社は従業員に１万円で賃貸することにしました。
そうなると、税務の考え方では、従業員は会社から９万円の経済的利益を受けていることになります。
よって、従業員の所得税課税対象となるわけです。
つまり、９万円は給与とみなされるのです。
給与であれば、源泉所得税を徴収しなければなりません。
でも、当然この会社の考え方ですと、源泉所得税は徴収してませんね。
そうなると税務では、源泉徴収漏れとなるわけです。
会社は、給与のつもりでなく、従業員の頑張りに報いたかっただけだと思います。
しかし税務では、そんなの関係ないのです。
では、会社は従業員にいくらで賃貸すれば良いでしょうか。
この件に関しては、別途お答えさせて頂きます。
他にもこういう例はたくさんあります。
注意して下さい。
（byリョウ）
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