June 14, 2007
税金の歴史
税金はいつから始まったか・・ご存知ですか？税金の歴史はけっこう古くて、大和時代から始まったと言われています。あまりよい表現ではないのですが、現代人でも使われる「みつぎ」と言われるもので、一般庶民が、豪族など権力のあるものに対しお米などを献納していた事が始まりです。
飛鳥時代の税金は、田の面積に応じて納めなくてはならない税金で、やはりお米で納められていました。その他、労役による税金と、特産物による税金もあったようです。
奈良時代の税金は、墾田永年私財法により、新しく開墾した土地は、自分の物にしてもいいという事になり、農民も楽になるのではと思われていたのですが、豪族が農民を利用して開墾していたために、重税に苦しむはめになってしまいました。
平安時代の税金では、土地の領主に年貢を納めていました。ここでも、農民は重税に苦しんでいたそうです。
鎌倉時代には、兵糧米という税金を納め、他にも年貢・地子という税金を納めさせられました。
室町時代も鎌倉時代とほぼ同じだったのですが、戦乱により農民の生活がどんどん苦しくなった為、新たに通行税（関税）を取るようになります。
江戸時代には、小物成という雑税がありました。
山林・原野・河海の用益や産物に対する税金です。
さらに、清酒・醤油の製造、牛馬の売買などにも税金が課されました。
そして明治時代に入ってから、今の税金の原点ともいえるものができ、たばこ税・所得税・法人税などいろいろ作られました。
それにしても昔の方には、かなりの重税だったようで、お米も食べれず、脱走するなどが多かったようです。
国が成り立っていく為には税金がとても重要だということは、わかります。ただ、それをどう使ってくれているのかが、一番大事な事であり、一番心配な事だと思っています。
今の日本は莫大な借金をかかえています。血税の無駄使いだけはやめてほしいですね。
(by ヨシ)
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